『ウィキッド』を観たあと、ほぼ全員が思う。
「え、オズの魔法使いって、あの人やったん?」
子どものころに観た『オズの魔法使い』では、
エルファバはただの“西の悪い魔女”。
でも『ウィキッド』はその裏側を描いた物語や。
この記事では
✔ エルファバとオズの関係
✔ なぜ彼女が“悪い魔女”になったのか
✔ 2つの物語がどうつながっているのか
を、ネタバレありでわかりやすく整理していくで。
まず前提:『ウィキッド』は『オズの魔法使い』の“前日譚”
『オズの魔法使い』はドロシーが主人公の冒険物語。
一方『ウィキッド』はその前の時代、
“西の悪い魔女”エルファバの人生を描いている。
つまり同じ世界、同じ登場人物が出てくるけど、
視点がまるっきり違う物語や。
エルファバとオズの魔法使いの出会い
若いころのエルファバは、
✔ 動物が迫害されている現実
✔ 権力による支配
✔ 嘘で固められた社会
に疑問を持っていた。
そんな中、「すべてを動かしている存在」として語られていたのが
オズの魔法使い。
彼女は「この人なら世界を変えられるかもしれない」と信じて会いに行く。
ここが運命の分かれ道。
オズの魔法使いの正体
『オズの魔法使い』を知っている人ならわかるけど、
オズは本物の魔法使いじゃない。
ただの人間。
演出と権威で“偉大な存在”に見せているだけ。
『ウィキッド』では、このオズが
✔ プロパガンダ
✔ 恐怖政治
✔ 動物への弾圧
を裏で進めていたことが明らかになる。
エルファバはそこで気づく。
「この人は救世主じゃなく、支配者や」
なぜエルファバは“悪い魔女”にされたのか
エルファバはオズのやり方に反対する。
嘘の体制に加担しない。
その結果どうなるか。
体制にとって邪魔な存在=悪者に仕立て上げられる。
ここで彼女は“悪い魔女”というレッテルを貼られる。
でも実際の彼女は
✔ 弱い立場の者を守ろうとし
✔ 権力に逆らい
✔ 真実を隠さなかった人
やった。
つまり『オズの魔法使い』で語られる“悪い魔女”像は
勝者側が作った物語なんや。
『オズの魔法使い』の出来事はどう見えるか
ドロシーがオズに会いに行く物語は、
『ウィキッド』の視点で見るとまったく違って見える。
西の悪い魔女は
✔ 恐ろしい存在
✔ 国を支配しようとする悪役
として描かれている。
でも『ウィキッド』を観たあとでは、
「彼女は追われ続けた側の人間だった」
とわかる。
同じ出来事でも、語る側が違えば意味が変わる。
ここがこの作品の一番ゾッとするポイントや。
グリンダとの対比が示すもの
オズの体制に
✔ 従わないエルファバ
✔ 中に残ることを選んだグリンダ
この選択の違いが2人の立場を決める。
エルファバは“悪い魔女”
グリンダは“善い魔女”
でも本当に善悪で分けられる話じゃない。
これは
「正しさを貫いた人」と
「世界の中でできることを選んだ人」
の物語や。
みた人の感想でも多い声
みた人の感想ではこういう意見が目立つ。
・「オズの魔法使いを見直したくなる」
・「子どものころの悪役がヒロインになる衝撃」
・「善悪って立場で決まるんやなって思った」
・「エルファバが悪者にされた理由が一番怖い」
つまりこの物語は、魔法の話やなくて
**“歴史の書かれ方の話”**でもある。
結論:エルファバは悪い魔女ではなく、“都合の悪い魔女”だった
✔ 真実を見抜いた人
✔ 体制に逆らった人
✔ 自分を曲げなかった人
として描かれる。
彼女が悪い魔女になったのは、
悪だったからじゃない。
“強い側にとって都合が悪かったから”
それがこの物語が観る人の心を揺さぶる理由や。
そしてもう一度『オズの魔法使い』を見ると、
あの緑の魔女の姿がまったく違って見えてくる。
それが『ウィキッド』という物語の最大の魔法なんや。
追記:オズは本当に“悪”だったのか?
『ウィキッド』を観ると、
どうしてもオズの魔法使いは“黒幕”“悪の象徴”に見える。
でもここで一度立ち止まりたくなる。
オズは本当に“悪人”だったんやろか?
オズは最初から悪だったわけじゃない
オズはもともと魔法使いでも何でもない、ただの人間。
偶然この世界に来てしまった存在や。
つまり彼は、
✔ 権力者として生まれたわけでもなく
✔ 支配者になる予定もなく
気づいたら「国のトップ」になってしまった人。
その立場で彼がやったことは、
✔ 民衆をまとめるための演出
✔ 権威を保つための嘘
✔ 反対勢力の排除
これって悪か?と聞かれたら、
現実の政治でもよく見る構図やったりする。
オズの行動は“悪意”より“恐れ”に近い
エルファバのように強い魔法の力を持つ存在がいる。
社会には不満がある。
動物たちが反発している。
オズから見たらこれは
**「国が崩れるかもしれない状況」**や。
彼は正義のヒーローではない。
でも破壊者でもない。
ただ、
自分の地位と国の秩序を守ろうとした結果、冷酷な選択をした人
とも言える。
“悪”ではなく“弱い権力者”だったのかもしれない
エルファバは信念を曲げなかった。
オズは立場を守るために曲げ続けた。
ここが2人の決定的な違い。
オズは残酷なことをした。
でもそれは「世界を壊したい」からではなく、
✔ 自分が無力だとバレるのが怖い
✔ 民衆の支持を失うのが怖い
✔ 権力が崩れるのが怖い
という恐れから来ている。
つまり彼は、
**悪というより“弱さが肥大化した人間”**に近い。
だからこそエルファバは“危険”だった
オズにとってエルファバは敵だった。
でもそれは「悪だから」じゃない。
**“嘘が通じない相手だったから”**や。
真実を見抜き、力もある存在。
しかも従わない。
支配の世界では、
こういう存在は必ず“悪者”にされる。
ここでエルファバは
「悪い魔女」というレッテルを貼られることになる。
みた人の感想でも分かれるオズの評価
みた人の感想でもオズへの見方は分かれている。
・「ただの卑怯者」
・「現実的な政治家に近い」
・「悪というより弱い人間」
・「彼もまた嘘に縛られた存在」
つまりオズもまた、
この物語の“単純な悪役”ではない。
結論:オズは“悪”ではなく、“恐れに負けた人”
エルファバは孤独でも自分を曲げなかった。
オズは孤独を恐れて嘘を選んだ。
どちらも人間らしい選択やけど、
歴史に残るのは“強い物語を作った側”。
オズは悪の象徴として見えるけど、
実は
弱さが積み重なって権力になってしまった存在
だったのかもしれへん。
そしてそれが、
この物語をただのファンタジーではなく
“人間ドラマ”にしている一番の理由や。