「ブロークンレイジ つまらない」って検索してるってことは、
・なんかしっくり来なかった
・期待してたのと違った
・他の人はどう感じたのか知りたい
こんな気持ちなんじゃないかな。
その“モヤモヤ”わかるよ。
おじさんも最初見たとき、ちょっと首をかしげた場面が何回かあったんだ。
ただ、面白くなかったというより “作品のクセが強い” って方が正しい。
じゃあ、どこが引っかかりやすいポイントだったのか?
そして、どうやって味わうと深みが出てくるのか?
ゆっくり語っていくね。
■「つまらない…」と感じやすい理由その①
物語のテンポにクセが強い
『ブロークンレイジ』って、正面から暴力映画をやるのかと思いきや、
静かなシーンが長かったり、急にユーモアが挟まったり、
テンポが独特なのよ。
いわゆる“王道エンタメ”のリズムじゃない。
だから、
「もっとスカッと進んでほしい!」
「説明してほしい!」
って思う人ほど、置いていかれやすい。
でもね、これが北野武の“間(ま)”。
この“止まってる時間”こそが味なんだよねぇ。
■理由その②
シリアスと笑いの落差がデカすぎる
これ、初見だとビックリすると思う。
結構ハードで緊張感あるシーンのあとに、
急に肩の力抜けるようなギャグを入れてくる。
おじさんも思ったよ。
「今の…笑うところ?それとも余韻を味わうところ?」
って。
でもこれって、北野武の“お笑いのルーツ”がそのまま出てるんよ。
緊張と緩和。
笑いの王道パターンなんだけど、映画だと不意打ちすぎる。
ここで「あれ?」と感じる人は多いと思う。
■理由その③
前半と後半のトーンが全然違う
実はこの映画、
前半:ハードボイルドな潜入劇
後半:セルフパロディっぽいコメディ調
という“二度おいしい”構造になってる。
ただ、二度おいしいってことは裏を返すと
「切り替わりが急すぎてついていけない」
という人も出てくる。
わかる。
おじさんも「急に優しくなった店員さんくらいトーン変わるな…」って思った。
でもこの構造、実はかなり実験的で面白い挑戦なんよ。
同じ話を視点を変えて見せることで
「映画の作り物感」を逆に味として見せる狙いがある。
■じゃあどこが“おもしろい”の?
つまらないと感じた部分は、見方を変えると魅力にもなる。
●“怒り”を暴れさせすぎない静けさ
北野武の映画って、暴れてるときより、暴れる前の静けさが一番怖い。
この静けさを味わえる人には最高。
●キャラクターの人間くささ
緊張感のなかの“素の表情”が、妙にかわいい。
北野武映画あるある。
●二重構造の実験性
前半で「ふむふむ」と思った部分を、後半で「あ、こうなるのね」と楽しめる。
これ、配信映画だからこそできた攻めた構造。
■結論:
「つまらない」と感じた人は自然。でも、実は“味わい型映画”だったりする。
『ブロークンレイジ』は、暴力映画の装いをして、
実はお笑い、風刺、静けさ、構造実験…
いろんな要素のミックス料理。
ファスト映画のようにわかりやすく刺激的な作品ではなく、
“じわじわくる系”の大人向け映画。
だから、
「つまらない」=映画が悪い
ではなく
「合う合わないがハッキリ出るタイプ」
ってだけ。
おじさんは、二回目見たら味がぐんと深くなった派。