たくりんのマンガと映画とドラマの話

漫画とアニメとドラマ大好きおじさん

大人になって沁みる「ラピュタのいかづちとセリフについて」 ――あの言葉が今も心に残る理由をおっちゃん目線で語るで

子どもの頃は意味が分からんかった言葉

天空の城ラピュタ』を初めて観たとき、
正直な話、子ども心にはドキドキとワクワクでいっぱいやった。

空に浮かぶ島、飛行機械、ロボット兵。
その中で出てくる「いかづち」の言葉も、
「なんかすごいこと言うてるなぁ」くらいの感覚やったと思う。

せやけどな。
おっちゃんみたいな年齢になってから改めて観ると、
あの言葉、えらい重たく感じてくるんよ。


「いかづち」は破壊の言葉やない

よう誤解されがちやけど、
ラピュタの“いかづち”って、
単に強い力を呼び出す呪文みたいなもんやないんよな。

あれはな、
人が持ってしまった力に対する「向き合い方」を示す言葉やと思う。

力は便利や。
でも、使い方を間違えたら、あっという間に手に負えんようになる。
ラピュタの物語は、それを派手な演出やなく、
静かな言葉で伝えてくる。

そこがまた、心に残るんや。


大人になって分かる「言葉の重み」

若いころはな、
強い言葉とか、派手な行動に憧れる時期もあるやろ。

でも歳を重ねてくると、
本当に大事なもんほど、
声を荒げず、静かに語られるもんやって気づく。

「いかづち」の言葉もそうや。

怒鳴るわけでもない。
威張るわけでもない。
ただ、淡々と、でも揺るがん覚悟を感じる。

あれを聞いたとき、
「あぁ、この人は分かってるな」
って、おっちゃんは思うんよ。


力よりも大切なもんがある

ラピュタの世界では、
空を飛ぶ力も、守る力も、壊す力もそろってる。

でも物語が伝えてくるのは、
それらを持つこと自体が幸せやないってこと。

どう使うか。
そして、使わんという選択ができるか。

「いかづち」の場面は、
力を誇る瞬間やなく、
力を手放す勇気を描いてるように見えるんよな。

これ、若いころより今の方が、
胸にグッと来る人、多いんちゃうかな。


おっちゃん世代に刺さる理由

人生長いこと生きてると、
「強く出た方が勝ち」
「声の大きい方が正しい」
みたいな場面、よう見てきたと思う。

でも実際はどうや?
静かに引いた人の方が、
あとで正しかったって分かること、結構あるやろ。

ラピュタの「いかづち」は、
まさにその象徴みたいや。

力でねじ伏せるんやなく、
言葉と意志で終わらせる。

これができるのは、
ほんまに分かってる人だけや。


映画が終わったあとも残る余韻

派手な戦いが終わって、
物語が静かに進んでいくあの感じ。

あの余韻の中に、
「いかづち」の言葉が、ずっと残る。

「あぁ、あれでよかったんやな」
「それでええんやな」

観終わったあと、
心がちょっと落ち着くのも、
あの言葉があるからやと思う。

いかづちで本当に壊されたもん――おじさんが真剣に思うこと

ここからはな、ちょっとだけ真面目な話させてな。

ラピュタの「いかづち」で、本当に壊れたもんって何やと思う? 城? 武器? 建物?

いやいや、おじさんはそうは思わへん。

あの雷で壊された一番大きなもんはな、人の中にある憎しみと、憎悪と、傲慢さやと思うんよ。

人は力を手に入れると、つい自分が偉くなった気になってまう。 「正しいのは自分や」 「相手が間違ってるから押さえつけてええ」 そんな気持ちが、知らん間に心の中で育ってまう。

ラピュタの物語で怖いのは、 悪意を持った怪物やなくて、 ごく普通の人間が力に飲み込まれていく姿なんよな。

せやからこそ、あの「いかづち」は、人を罰するための雷やない。 憎しみがこれ以上広がらんように、 人の心に芽生えた傲慢さを、 一回まっさらに戻すための雷やったんちゃうかなって思う。

大人になってくると分かるけどな、 世の中の争いって、 大体は「自分のほうが正しい」って気持ちから始まるんよ。

その気持ちを雷みたいに一瞬で壊してくれるもんが、 もし現実にもあったら…って、 正直、おじさんは思ってしまうことがある。

せやけどラピュタは、 「誰かが雷を落としてくれる」話やなくて、 自分で手放せるかどうかを問いかけてくる。

憎しみを抱えたまま生きるのか。 それとも、そこで終わらせるのか。

いかづちはな、 相手を消すための力やなくて、 自分の中の黒いもんに、 『もうここまででええやろ』って言うための言葉やったんやと思う。

そう考えると、 あの場面がやたら静かで、 どこか優しく見える理由も、 少し分かる気がせえへんか?

破壊の音よりも、 心が静まる感じが残る。

それが、ラピュタの「いかづち」なんやと、 おじさんは本気で思ってるで。


まとめ:言葉は年齢と一緒に育つ

ラピュタの「いかづち」の言葉は、
一回聞いて終わりのセリフやない。

子どもの頃は雰囲気で。
若い頃はかっこよさで。
そしておっちゃんになってからは、
人生の教訓として沁みてくる。

同じ映画、同じ言葉。
でも受け取り方は、年齢で変わる。

それができる作品って、
やっぱり名作なんやと思うで。

また何年か後に観たら、
きっと今とは違う意味で、
あの言葉が胸に残るんやろな。