『ウィキッド』を観終わったあと、こんな感想を持つ人がめちゃくちゃ多い。
「エルファバ、かわいそうすぎへん?」
悪い魔女として語られてきた存在の裏側を知ったとき、
胸がぎゅっと締めつけられるような気持ちになる。
でもそれは単に不幸だからやない。
彼女は“悪い人”じゃなかったからこそ、かわいそうなんや。
ここではエルファバがなぜここまで心に刺さる存在なのか、
物語の流れとともに整理していくで。
💚 生まれたときから“違う”だけで拒絶された
エルファバは緑色の肌で生まれた。
それだけで周囲から距離を置かれ、
家族からも戸惑われながら育つ。
彼女は悪いことをしたわけでもない。
ただ“見た目が違った”だけや。
この時点で観客は気づく。
この子はずっと、理由のない拒絶の中で生きてきたんやなって。
🏫 学校でも浮いた存在だった
魔法学校に入っても状況は変わらない。
✔ 周囲から奇異の目で見られる
✔ 気味悪がられる
✔ 孤立する
でも彼女はひねくれない。
むしろ真面目で頭もよく、正義感も強い。
ここがもう切ない。
優しい子ほど傷つく世界が描かれている。
🤝 初めてできた本当の友達
そんなエルファバにとって救いだったのがグリンダ。
最初は衝突するけど、
少しずつ心を通わせていく。
この友情があるからこそ、
後の展開がより苦しくなる。
やっと理解してくれる人に出会えたのに、
世界の流れは2人を引き離していく。
⚖️ 正しいことをしようとした結果、悪者にされた
エルファバが“かわいそう”の決定打はここや。
彼女は
✔ 弱い立場の存在を守ろうとした
✔ 世界の嘘に気づいた
✔ 権力に利用されることを拒んだ
ただそれだけ。
でもその結果、
世界の物語の中で“悪い魔女”にされる。
正しいことをした人が、
物語の中では悪者になる。
これが観客の心に一番刺さる。
💔 守りたかった妹ともすれ違う
エルファバは妹ネッサを守り続けてきた。
でも愛が強いほど、関係は複雑になる。
ネッサはエルファバに依存し、
エルファバは守ることでしか愛せなかった。
このすれ違いは、
エルファバにとってもうひとつの痛みになる。
彼女は世界だけじゃなく、
家族とも完全には分かり合えなかった。
🌪 追われる存在になっても、恨まない
エルファバは世界から追われる存在になる。
でも彼女は復讐の道を選ばない。
世界を壊すことも選ばない。
彼女は最後まで
✔ 誰かを守ろうとし
✔ 自分の信念を曲げず
✔ 静かに姿を消す道を選ぶ
ここで観客は気づく。
この人は最後まで優しいままやったんやって。
🌙 みた人の感想に多い言葉
みた人の感想でもよく見られるのがこれ。
・「ただの被害者じゃないのが余計に辛い」
・「悪い魔女にされただけの人だった」
・「強いのに報われないのが切ない」
・「最後まで誰かのために動いてたのに…」
かわいそうなのに、同情だけでは終わらない。
そこに尊敬も混ざってくるのがエルファバという存在や。
🎭 まとめ:エルファバは“悪い魔女”ではなく“優しすぎた人”
エルファバがかわいそうに見えるのは、
✔ 何も悪いことをしていない
✔ むしろ正しいことをしようとした
✔ でも世界の物語の中で悪者にされた
からや。
彼女は不幸な人ではあるけど、
哀れな人ではない。
優しすぎたから、世界と合わなかった人なんや。
だから『ウィキッド』は悲劇やのに、
観終わったあとに心が温かくもなる。
エルファバはかわいそうやけど、
同時に誇り高い存在でもある。
その両方があるからこそ、
彼女はずっと心に残り続けるんやと思うで。
追記:エルファバは本当に孤独だったのか
『ウィキッド』を観た人の多くが感じること。
「エルファバってずっと孤独やったよな…」
確かに彼女は生まれたときから周囲と違い、
誤解され、恐れられ、最後は“悪い魔女”として語られる存在になる。
でも物語を丁寧に見ていくと、
実は彼女は“完全に孤独な人”ではなかったとも言える。
💚 孤独だったのは「世界の中」だけ
エルファバは
✔ 社会から理解されず
✔ 権力から排除され
✔ 大衆から恐れられる
という意味では孤独やった。
彼女の正しさは世界に受け入れられなかった。
ここだけ見ると、確かに“ひとりぼっちのヒロイン”や。
でもそれは「世界の中」での話や。
🤝 彼女には“分かり合えた人”がいた
エルファバには、自分をちゃんと見てくれた人がいた。
まずグリンダ。
最初は反発し合ったけど、
本当の姿を知り、心を通わせた唯一の親友。
2人は同じ道を歩めなかったけど、
理解し合った時間は確かにあった。
それだけで、彼女は完全な孤独やなかったと言える。
🐯 フィエロの存在は決定的
後編でのフィエロの選択は大きい。
彼は
✔ エルファバの信念を理解し
✔ 立場を捨て
✔ 彼女と同じ側に立つことを選ぶ
これは恋愛やなくて、
「あなたの考えは間違っていない」と示す行為や。
世界が敵になっても、
彼女の隣に立つ人がいた。
これは“孤独ではない証”や。
🧙♀️ グリンダもまた、彼女を忘れなかった
グリンダは世界に残った。
でも心の中ではエルファバを理解し続けた。
彼女は真実を知っていて、
それを胸に抱えたまま生きていく。
誰にも言えない孤独はある。
でもそれはエルファバへの想いの裏返しや。
離れても心の中で繋がっている関係があった。
🌱 孤独ではなく“少数派”だった
エルファバは“誰にも理解されない存在”やなかった。
正確には
**「理解してくれる人が少なすぎた存在」**や。
大多数に誤解されても、
たった数人に本当に理解されていた。
それは孤独とは少し違う。
🌙 彼女が選んだ最後の道が示すこと
ラストでエルファバは世界から姿を消す。
それは“ひとりで消える”やなくて、
理解してくれる存在と共に生きる道を選んだということ。
彼女は世界から孤立したけど、
心まで孤独やったわけやない。
🎭 まとめ:エルファバは孤独なヒロインではなく“理解されにくい人”だった
エルファバはたしかに孤立していた。
でも
✔ 親友がいた
✔ 愛してくれる人がいた
✔ 真実を知る人がいた
だから彼女は“完全な孤独”やなかった。
世界には理解されなかったけど、
少数でも深く繋がれた人がいた人生やった。
それがあるからこそ、
『ウィキッド』はただの悲劇では終わらへん。
エルファバは孤独な魔女やなくて、
**“理解されにくいけど、確かに愛された人”**なんや。